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時は乱れて

私にとって仕事や人生の辛さを忘れる手段は、
援助交際と読書に他なりません。

特に、SFなど現実離れしたものほど、
日常の瑣末な事を忘れて没頭できます。

今回ご紹介するのは、 フィリップ・K・ディックの『時は乱れて』
1959年の作品の復刊です。以下、amazonのあらすじ。

この町でその男の名を知らぬものはいなかった。
レイグル・ガム。新聞の懸賞クイズ“火星人はどこへ?”に、
2年間ずっと勝ち続けてきた全国チャンピオンだ。
だが彼には時折、自分が他人に思えることがあった。
ほんとうの自分はいったい誰なのか?
ある日、同居する弟夫婦の子供が、
近所の廃墟からひろってきた一冊の古雑誌が引き金となって、
彼を驚くべき真実へと誘ってゆく
…鬼才ディックの名作、ファン待望の復刊!

というamazonの紹介はイマイチわからないですが、
舞台は1950年代末、米ソの対立がいよいよ激しくなる状況です。
そんなさなか、呑気にも新聞の懸賞クイズに夢中の
レイグル・ガムというアラフォー男が主人公として登場します。

オフィスで真面目に働くことを拒否し、
ただひたすら家に篭ってクイズを解く彼は、
天性の才能からか連戦連勝で紙面を賑わわせています。
街では彼を知らぬものはおらず、
さながら「超有名ニート」といったところでしょう。
同じ世代の中年オヤジとして、親近感が湧きます。

しかし、あるキッカケで彼は
「この世界が本当は偽りなのではないか…」との疑念を抱くことになります。
これは『トータル・リコール(原題「追憶売ります」)』などで
ディックが生涯追い続けた「偽りの世界」がテーマの物語だったのです。

この手の「仮想現実モノ」というテーマは、
今でこそ『マトリックス』をはじめ、出し尽くされた感はあります。

しかし、綿密に描きこまれた世界観のディテールと心理描写、
またディックが抱える世の中へのシニカルで冷徹な視線は古びることがなく、
60年を経た現代の私達にも興味深く読ませます。

閉じ込められていた街から脱出したガムが見たのは、
『トゥルーマン・ショー』のように作りこまれた偽りの世界でした。
そしてガム本人の正体も、
まるでappleのスティーブ・ジョブズのような
優秀なビジネスマンであったことが明かされると、
物語は急転直下、驚愕の結末へと疾走していきます…。

果たして、我々が生きる現実は本当なのでしょうか。
私自身、真面目なサラリーマンの仮面を被っておきながら、
裏ではJKとの援助交際を楽しんでいる援交クソジジイという一面もあります。

どちらが本当の自分なのか、もはやわからなくなってもいます…。

dick.jpg
フィリップ・K・ディック『時は乱れて』
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